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大型集塵機の気になるランニングコスト!比較的低い種類と削減のポイント

2024/03/21

大型集塵機の選定や運用の際は、ランニングコストを考慮する事も重要です。ランニングコストは、集塵機の種類により差がありますが、比較的低い種類も存在します。特に電気集塵機は効率的な集塵と低い運用コストが魅力で、フィルターの洗浄再生やダストモニタの活用など、運用方法を工夫することでコストを削減できます。

ランニングコストが少ない集塵機は?

大型集塵機の種類によるランニングコストについて、主な集塵機の特徴とそれに伴うランニングコストの傾向を考察します。

◇集塵機の種類別のランニングコスト

電気集塵機は、微小な粒子にも効果的でありながら、本体価格が高めです。ただし、運用コストは相対的に低い部類になります。主なランニングコストは電力の使用に伴う電気代です。


サイクロン集塵機は風力を活用し、中程度のランニングコストがかかります。本体価格は中程度で、電力の他にフィルターの交換や定期的なメンテナンスが必要です。スクラバー集塵機も風力を利用し、液体を用いて粉塵を洗浄します。これにより大きなランニングコストがかかることがあります。本体価格が高額で、液体や他の消耗品の補充、定期的なメンテナンスが必要です。


バグフィルター集塵機は、フィルターを用いて粉塵を除去しますが、保守性が低いとされています。本体価格が高く、頻繁なフィルターの交換やメンテナンスにより、ランニングコストがかさんでしまいます。


各集塵機のランニングコストには本体価格だけでなく、消耗品の交換、電力消費、メンテナンスなどが含まれます。したがって、選択する際にはこれらの要因を総合的に検討することが必要です。

◇電気集塵機はランニングコストが少ない

電気集塵機は、微細なダストやサブミクロンの粒子(0.01μm)までを最大99.9%の効率で集塵できるのが大きな特長です。この高い集塵効率は、コロナ放電によってダストに電荷を与え、静電引力によって効果的に捕集する仕組みにより実現されます。他の集塵機と比較しても、電気集塵機は粒子を逃さず、よりクリーンな空気を実現します。


電気集塵機はさまざまな素材から発生する様々なダストやガスにも対応可能で、1台で多岐にわたる工場のダスト対策を実現します。これは、放電極と集塵極による電気的なプロセスが、物質の種類に依存せずに働くためです。


また、電気集塵機はメンテナンスが比較的容易であり、一般的に、他の集塵機と比較してメンテナンスにかかる手間や時間が少ないです。集塵極に付着したダストは、湿式の場合は水で洗い流し、乾式の場合はハンマーリング装置で叩き落とすことで、効率的かつ迅速にメンテナンスできるからです。


さらに、電気集塵機は運転中の水の使用量を大幅に削減できます。例えば、サンテクノ式湿式電気集塵機は、集塵極に水を流す従来型の湿式集塵機と比較して、1時間あたりの水の使用量が約4000リットルから約100リットルに抑えられます。この省エネ効果は、ランニングコストを低減し、環境にも配慮した運転が可能になります。

集塵機のランニングコストを下げる為のポイント

画像出典先:サンテック関西

集塵機の運用には、ランニングコストの削減が重要です。効率的な運用やメンテナンス方法を取り入れることで、電力消費や部品交換などのコストを最小限に抑えることが可能です

◇フィルター洗浄再用

工業用集塵機のフィルター洗浄再生・再利用は、フィルターを新品に交換する代わりに、使用済みのフィルターを洗浄し再利用することを指します。この方法には、いくつかの重要なメリットがあります。


まず、新品のフィルター購入に伴う高いコストを削減できます。通常、再生したフィルターの費用は新品の半額以下であり、これによりランニングコストを大幅に削減できます。
次に、フィルターが目詰まりすることで発生する集塵機の吸引力低下を解消できます。

フィルター洗浄再生を定期的に行うことで、粉塵の付着を取り除き、集塵機の性能を維持し、工場内の清掃作業の効率向上が期待できます。また、新品フィルターの定期的な交換に伴う廃棄物も削減されます。

再利用することで、環境への負荷が低減し、産業廃棄物の処理費用を削減できます。さらに、フィルターの洗浄再生により再利用サイクルが延びることで、新品製造に伴うエネルギーや資源の使用を抑制し、環境への影響を最小限に抑えることが可能です。

◇ダストモニタの使用

ダストモニタは、操業中の吹き漏れを予知し、フィルターの交換時期を適切に把握することができます。これにより、作業環境の改善とランニングコストの削減が実現可能です。

まず、ダストモニタはリアルタイムかつ連続的に粉塵濃度を監視することが可能です。この機能により、吹き漏れが発生する前に異常を検知し、即座に対処することができます。通常、フィルターの交換時期は粉塵濃度の増加によって判断されますが、ダストモニタの正確な予知により、本当にフィルターが劣化した時点での交換が可能となり、無駄な早期交換を防ぎます。


さらに、ダストモニタは微量な漏れも検知可能な高感度を備えています。これにより、フィルターが微細な破れを始めた段階から問題を把握し、貴重な原料の漏れを最小限に抑えます。逆に、微量の漏れでも検知できるため、リソースの無駄を最小限に留めることができます。


集塵機内の複数列に分かれた逆洗の際、ダストモニタが提供する漏れ量のトレンドデータは特に有益です。これにより、漏れが発生している列を特定し、必要な箇所のみフィルターを交換することができます。不要な箇所のフィルター交換を防ぎ、ランニングコストを大幅に削減することが可能です。


ダストモニタの導入は作業環境の改善とランニングコストの削減に貢献しています。24時間体制での自動監視により、作業員の手間も大幅に軽減され、生産プロセスがより効率的かつ経済的に運営されています。

省エネタイプの集塵機をご紹介

省エネタイプの集塵機は、環境への負荷を軽減しながら運用コストを抑える優れた選択肢です。以下では、省エネタイプの集塵機の特徴や利点についてご紹介します。

◇インバータ搭載の集塵機とは

インバータ搭載の集塵機には、いくつかの特長とメリットがあります。まず、通常の集塵機が風量をダンパで調整するのに対し、インバータ搭載機は送風機の回転数を制御して柔軟かつ効率的な風量調整が可能です。この仕組みは、風量の効率的な制御を実現します。

さらに、インバータ制御は非常に簡単であり、必要な風量に素早く適応することができます。同時に、送風機の回転数を適切に調整することで消費電力を著しく削減できます。この点は、環境に対する配慮と同時にランニングコストの低減をもたらします。


この技術による消費電力の低減は、CO2排出の削減にも繋がり、環境への積極的な貢献となります。同時に、ランニングコストの低減は企業にとってコスト効率の向上を意味し、経済的なメリットが得られます。

◇ダスミック JXMシリーズ:新東工業株式会社

ダスミック JXMシリーズは、生産現場での優れた性能と機能性を提供するフラグシップモデルです。一般粉塵用およびヒューム用に推奨されており、その特長は以下の通りです。
一定の吸引力を維持することで、粉塵やヒュームを確実に集塵します。フィルタの効率的な払い落としにより、吸引力の低下を抑えつつ、メンテナンス作業も最小限に抑えられます。


また、フィルタの目詰まりを抑制し、フィルタ交換の頻度を減少させることで、ランニングコストを効果的に低減します。さらに、インバータ制御による省エネ運転が採用され、コストの節約が実現されます。


JXMシリーズはプリーツフィルタ、対向パルスジェット、タッチパネル操作盤、インバータ制御盤などの先進技術を組み合わせた効率的な設計が特長で、これにより、集塵性能が向上し、操作性も向上しています。


豊富なラインアップが用意されており、異なるファン容量や基準風量に対応。さらに、オプションで追加可能な2次フィルタユニットや自動プリコートなどが、集塵性能の向上に寄与します。移動性を高めるためのキャスタのオプションもあり、様々な作業場で柔軟な配置が可能です。

◇パルスジェット集塵機 PiF:アマノ

PiFシリーズは省エネ・省スペースの設計を実現しています。これは、プレミアム効率規格IE3に準拠したモーターを標準搭載していることによるもので、高い効率と省エネ効果を同時に享受できます。特にPiF-30/45/60モデルは、20%の本体容積削減により、設置面積を20%縮小。これにより、狭いスペースにおいても効果的に設置が可能です。


また、PiFシリーズは大面積のカートリッジフィルターを採用しています。標準フィルターは従来の製品に比べて約1.3倍、オプションのナノ繊維コートフィルターは約2.5倍のろ過面積を誇り、これにより高い集塵性能を実現しています。


さらに、フィルター払落し性能も向上しています。本体内の気流が下方に流れる設計により、フィルター表面からの粉じんが容易に剥離され、自動パルスジェットによる効果的な清掃が可能となり、粉じんの再付着を防ぎます。


PiFシリーズは用途多様性にも優れています。切断作業から電子部品加工まで、様々な作業に対応可能で、これにより幅広い産業での利用が期待されます。


塵機の種類ごとにランニングコストが異なります。電気集塵機は高い集塵効率と比較的低い運用コストが特徴で、効率的なメンテナンスも可能です。例えば、フィルターの洗浄再生やダストモニタの使用など、運用方法を工夫することでランニングコストを下げることができます。さらに、省エネタイプの集塵機ではインバータ搭載や特殊なフィルター採用などの技術が導入され、環境への負荷を軽減しつつ運用コストを抑えることが可能です。

ダスミック JXMシリーズは、生産現場での優れた性能と機能性を提供するフラグシップモデルです。一定の吸引力を維持し、フィルターの効率的な払い落としにより、メンテナンス作業も最小限に抑えつつ、ランニングコストを効果的に低減します。

また、アマノのPiFシリーズは省エネ・省スペースの設計を実現しています。プレミアム効率規格IE3に準拠したモーターや大面積のカートリッジフィルターの採用により、高い集塵性能を実現しつつ、消費電力や設置スペースを削減します。これらの省エネタイプの集塵機は、環境への負荷を軽減しつつ、効率的な運用を実現するための優れた選択肢となっています。

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