ホーコス株式会社は用途別で集塵機を選べる!
2023/06/26
ホーコス株式会社とはどんな会社なのか?
ホーコス株式会社は、工作機械、建築設備機器、産業機械、環境改善機器という4つの主要部門を擁し、持続可能な地球環境を意識した製品ラインナップを市場に提供しています。
本社を広島県福山市に構えるホーコス株式会社は、国内においても福山北事業所や加茂事業所をはじめ、福島県の郡山事業所など、幅広い地域での事業展開を行っています。また、営業のフットプリントは東京を中心に、北海道の札幌から九州の鹿児島に至るまでの国内24か所で、さらに国外においてもアメリカ、フランス、タイ、韓国といった国々で事業を展開しており、その活動の幅は広がりを見せています。
同社の歴史は半世紀以上にわたり、工作機械部門は主として自動車のエンジンやトランスミッションを加工する高精度で高能率な数値制御工作機械を製造しています。
特に環境改善機器部門では、バグフィルターや湿式集塵機など、環境に優しい技術を採用した製品を展開しています。
ホーコス株式会社の企業内容
ホーコス株式会社は、広島県福山市を拠点とする長い歴史を持つ企業です。地元の福山市のみならず、広島県を中心としたエリアにおいても多くの人々や業界からその実績と信頼性を評価されています。昭和15年の創業から数えて、すでに80年以上の歴史を築き上げてきました。これは、その時代ごとの変化や困難に立ち向かい、進化し続ける経営姿勢の証と言えるでしょう。
業績面では、毎年180億円以上を計上し、その安定した経営基盤がうかがえます。この安定した業績は、企業の製品やサービスの高い品質、そして顧客との強固な関係性が支えていることを示しています。
また、社員の福利厚生にも力を入れており、そのため社員からの評価や信頼も非常に高いです。良好な労働環境や研修制度、さらには休暇制度など、社員が長く安心して働ける環境を提供していることが伺えます。このような企業文化が、ホーコス株式会社が長きにわたり安定した成長を遂げる原動力となっているのかもしれません。
また経済産業省の主催する「地域未来牽引企業」に、ホーコス株式会社が2017年に選定されています。
「地域未来牽引企業」は、各地域の中核を担う事業者として選ばれるもので、地域の特色や資源を生かし、高い付加価値を生み出す企業を対象としています。これらの企業は、その活動を通じて地域の経済に大きな波及効果をもたらし、経済成長を牽引する役割を果たすと期待されています。
ホーコス株式会社のこの選定は、同社の地域への貢献や活動が高く評価された結果であると思われます。今後も、福山市を始めとする広島県の経済のさらなる発展に向けて、その活動と役割が期待されています。
ホーコス株式会社で扱う集塵機を紹介
同社では多様な集塵機や関連製品の製造と販売において実績を持っています。
特にスプレー型湿式集塵機 HSSシリーズでは、工場内での高湿度雰囲気でも可燃性粉体を投入する際の飛散対策に効果を発揮しています。さらに原料タンクに吸湿性のある粉体を投入する際の飛散対策、潮解性のある粉体を計量する際の飛散対策など、工場内外の環境に効果的な使われ方がなされています。
HSSシリーズの集塵機の特長としては移動性に優れている点が挙げられます。また自動的な装置内クリーニング機能を有しており、メンテナンスにおいても大きなメリットをもたらしています。洗浄性が向上し、フィルタの交換が簡単に行える設計となっています。これらの特長と高い捕集効率は、効率的な作業をサポートします。
食品工場で威力を発揮!バグフィルタ/NKSシリーズ
同社のバグフィルタで特許を有する集塵機といえばバグフィルタ/NKSシリーズです。その独自の技術と機能で産業界から高い評価を受けています。
特に食品工場では同機の優れた清掃性やメンテナンス性などが、作業者にとって使いやすさを実現しています。
同機の特長としては、フィルタ脱着時に汚れにくい設計や、耐久性を考慮したオールステンレスボディとなっている点ではないでしょうか。さらに、その優れた清掃性と、手軽にフィルタを交換できるシステムが採用されています。
また、この集塵機は圧縮エアを必要とせず、食品工場内での特定のエリアの集塵や、一般的な場所でのスポット集塵、そしてエア供給がない場所でも集塵作業が可能です。
使用されているケースとしては、食品工場内の局所集塵対策や、工場内の一般スポットでの集塵、そしてエア源が無い場所での集塵となっています。
木工工場の集塵焼却システムなど用途別プラントに活用
大型の集塵機の主要な目的は、産業界での空気清浄処理に役立てられています。発電所や製鉄所のような、ボイラや炉を持つ施設での利用などです。ボイラなどでは、燃料として石炭や重油を使用することが多く、燃焼時に生じる排ガスには炭素由来の粉塵、いわゆる「ばいじん」が多量に混ざっています。このばいじんは、過去に健康への影響が問題となったこともあります。
環境への悪影響を防ぐため、排ガス中のばいじんを効果的に回収することが、大気汚染防止法によって義務付けられています。さらに、都道府県ごとの基準に従い、工場の排気ガス中の粉塵量も制限されています。これらの基準を遵守するために、集塵機が重要な役割を果たしています。
集塵機で回収された粉塵は、産業用廃棄物として扱われるため、そのままの状態で捨てることは許されていません。特に、ボイラなどで発生するばいじんは、指定された処分場で適切に処理されます。一方、木工や林業の産業から生まれる木のチップは、バイオマス発電の燃料として利用されることもある点が特筆されます。
ホーコス株式会社では木工工場の集塵から焼却までをシステムとして提供しています。サイクロン集塵機から収集された木紛を焼却し、さらにそこから発生した排ガスを排ガス用サイクロン集塵機で処理します。
このシステムに関わるロータリーバルブ、ラムジェット、トップリムーバルなどの機器も同社で製造しているため、一貫した処理システムを提供できます。
その他、船舶からの穀物原料荷揚げ、ブラスト集塵・回収システム、メッキ槽排ガス処理システムと様々な用途別のプラントで活用されています。
ホーコス株式会社は、食品工場向けやコンパクトタイプ、木工工場の集塵および焼却システムなど、用途別に選べる集塵機をシステムとして提供しています。食品・木材・穀物と多様なニーズに適合した集塵システムを作り上げる能力を同社は高い品質でキープしています。
ホーコス株式会社の集塵機は顧客のニーズに合わせて選べ、作業環境の安全性と快適性を向上させるための製品です。